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駅は、時空を越える玄関口でありたい
ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく
歌人石川啄木が、ふるさと東北の訛りを求めて向かった駅。そこには人ごみがあります。言葉があり、匂いがあり、音があり、別れの悲しみ、再会の喜びもあります。思えば駅とは、その地域の見えざるなにかを感じ取るアクセスポイントだったはずです。
物流や経済、観光や交流の中心地として、だけではなく、そこに生きる人たちが、自ら再生する力を育むことのできる場所として、いま一度、駅を捉え直してみたい。そんな思いから、「いわき平時空MAP」の制作プロジェクトが動き始めました。
制作過程で見えてきたのは、目に見えるものの豊かさだけでは計り知れない、いわきの、歴史や文化の地層の厚みでした。ならば駅もまた、地点と地点を結ぶだけではなく、過去と今を、そして未来とをつなぐ場所でありたい。いわき平時空MAPは、鉄道に関わる私たちにとっての「道しるべ」でもあるのです。
いわき平時空MAPプロジェクト一同
いわき平時空MAP・いわき平時空MAP ジテンともに、福島県浜通りに関わる有志によって作成いたしました。
主に公式の情報を参考にしながら、多くの方からお伺いした情報をもとに作成しております。
時代の流れの中で変化していった物事もあり、史実、現状と異なる可能性もございますが、ご了承いただけますと幸いです。